WAVE125i タペット調整やってみた
- 2017.12.21
- WAVE125i エンジン メンテナンス
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タペット調整やってみよう!

買ってから3年。一度も見たことがないバルブクリアランス=タペット隙間をチェックしてみた。
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バルブクリアランスの調整がなぜ必要か。
バルブクリアランスとはロッカーアームがバルブを押す際に、隙間が全くないとエンジンが温まった時に熱膨張して、バルブを押してしまう。そうすると圧縮漏れを起こしてしまう。逆に隙間が広いと音が出てうるさいのと、バルブをしっかり押せずに十分な吸排気ができなくなってしまうので、できれば季節ごと、夏冬それぞれくらいは調整したほうが良い。
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バルブクリアランス調整やってみよう。
まずカバーを外す。外すのは簡単だけどアンダーカウル?(バッテリーカバーというらしい)がついていて非常に邪魔。これも取っ払う。

タペットカバーを外すとタペットが顔を出す。
タペットカバー排気側を開けるとオイルが垂れる。

排気側のタペットカバーを開けるとオイルがちょびっと垂れるので、ウエスで押さえたり受け皿などを置いた方が良いですよ。
圧縮上死点を見つける


クランクケース左側の小窓を開けて上死点を確認・・・・、全然マークが出てこない。
根気よくゆっくりと中央のクランクを回す。よく見ると刻印が見えるFとTが出てくるFは点火時期、Tは圧縮上死点。Tに合わせます。Tは圧縮上死点と排気上死点があり、排気上死点のほうは排気バルブを押している状態なのでタペット調整はできない。ので、排気側(マフラーがつながってる方)のロッカーアームが押してるなぁって感じだったらもう一周となります。
(WAVE125iの規定値はIn Exとも0.05mmだそうです。)
手でロッカーアームを上下するとカツカツいうのでそれが隙間。
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あれ?固いよ。緩めるにも非常にアクセス悪くオフセットのきつい、しかも9ミリレンチがないと調整できない・・・。
悩むこと5分。そういえば昔間違えて買ったタペットアジャストレンチがどこかにあったけど捨てたかな?ガサゴソガサゴソ・・・あった!
カブ用タペット調整工具がないと大変だと思う

じゃーん


片方ずつ8mmと9mmになっていてノブがタペットスクリューを適正値で固定している間にレバーでナットを締める仕組み。

そして問題のin側のタペットはやはり隙間なし。ゼロなのかマイナスなのかわからず。マイナスってことはないか。もしそうだったら圧縮漏れしてることになるからね。そんな状態であのポテンシャルだったらそうとうヤヴァイよ。対してex側。
こちらは隙間が広かった・・・。シックネスゲージがスカスカだった。
0.05mm設定で両側とも何度かやり直して満足いくところまで追い込んだ。
この調整がかなりシビア。ノブをしっかり押さえたつもりでもナットを締めるときにとも回りしてしまうので、何度もやり直した。
満足いくところまでできたらタペットカバー、バッテリーカバー等を元に戻して完成。
走った感覚は
軽い!!!
これはタペット調整かチェーンのオイル挿しによるものかどちらかわからないけど確実に効果あり。
出荷前検査、納車整備はしたのだろうか?24000キロも放置してたから文句いう資格なし。
というわけで皆さんもタペット調整是非実施してください。
走ってみて音がうるさいとか、なんか力がないといった場合にはまたやり直してくださいね。
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